工業製品の名前って覚えにくいですよねー。
アルファベットに数字の組み合わせ。
覚えにくいし、意味がわからない。
我らが愛する富士フイルムも、アルファベットに数字の組み合わせ。
でもね、この名前の意味を一度覚えてしまうと、それを見ただけでどんな機能が搭載されているかすぐ分かるようになっている、優れた名前なのです。
今回は、富士フイルムのレンズに搭載されている機能をまとめてみました。
レンズ名の読み方と機能
例えばこちらのレンズ
XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR
うむ。てんこ盛り。
最初は焦点距離とか開放F値は分かっても、その後のアルファベットがチンプンカンプンですよね。
このレンズ名を分解します。
- XF
- 18-135mm
- F3.5-5.6
- R
- LM
- OIS
- WR
では、最初のアルファベットから説明していきましょう。
XF(シリーズ名)
これはそのまんま。
シリーズ名になります。
じゃぁ、他にもシリーズあんの?って疑問に思う方。
あります。
僕が使用しているのは、APS-Cセンサー搭載の
【Xシリーズ】
超絶プロ仕様には、中判センサー搭載の
【GFXシリーズ】
GFXは超絶プロ仕様なので、機能も価格も超絶プロ向け。
みんな夢見ようね。
18-135mm(焦点距離)
これもカメラを持っている人は分かっていると思います。
この数字はカメラが切り取ってくれる範囲です。
18mmだと広範囲で写真を撮ることができ、135mmだと遠くのものを撮ることができます。
※数字はフルサイズでの値になっているので、Xシリーズを使用している人は、1.5を掛けるとフルサイズ換算された数値となります。
F3.5-5.6(開放F値)
こちらも一眼レフカメラを持っている人は知っていると思います。
レンズの絞りを調節する際の数値になります。
レンズによって数値が違ってきます。どこまで開放できるか!ってのが記載されてます。数字が小さいければ小さいほど、開放できるということです。
開放できるということは、みんな大好きなボケた写真を撮ることができます!
R(絞りリング装備)
きました!よくわかんないアルファベット!!
このRの記載があるレンズには、レンズ側に絞り(F値)を調節する機能が装備されています。
このリングがあると、めっちゃ便利。調節しやすい!
もちろん搭載されていないレンズもありますし、絞りモードスイッチ搭載レンズもあります。
LM(リニアモーター)
駆動させるレンズ群を非接触の状態でダイレクトに駆動させるリニアモーター技術は、静粛性・応答性に優れるという特性があります。XF18-55mmF2.8-4R LM OISや、XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OISでは、フォーカシングユニット、手ブレ補正ユニットに搭載しています。 またリニアモーターは、静音性にも優れているため、動画撮影時のレンズ駆動ノイズの低減にも高い効果を発揮します。
https://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/xf_lens/about/linear_motor/
レンズの中にモーターが入っていて、そのモーターが上手いことやってくれてるってことですね。
このリニアモーターが入っていないタイプのレンズを使うと
「ウィーコッ。ウィーーー」
ってレンズから音がしますw
OIS(手ぶれ補正機能)
その名の通り、手ブレを補正してくれます。
レンズにスイッチが付いているので、ON/OFFはとっても簡単。
本体に手ぶれ補正機能がない場合、レンズにあると心強いですよね!
新発売されたXF16-80mmF4 R OIS WRは世界最高6.0段の手ぶれ補正機能が搭載されています。
WR(防塵防滴構造)
これは防塵防滴構造のレンズ。
砂埃や水にも強い、頼もしいレンズです。
各部にシーリングが施されているので安心です。
その他
例にあげたレンズ
XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRは機能てんこ盛りですが、その他のレンズにも独特な機能を搭載している物があります。
APD(アポダイゼーション)
何だそれ。ってなりますが、アポダイゼーションと呼ばれるフィルターを搭載しているレンズになります。
この機能が搭載されているレンズは、滑らかなグラデーションのあるボケを実現するとのこと!
私の持っているXF56mmF1.2 Rには同じ画角のAPDを搭載したレンズがあります。APD機能が搭載されると、価格が跳ね上がります。。。使ってみたいぜ。。。
Macro(マクロ)
XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro
Macroレンズは、この1本だけ!
接近撮影が可能で、最大撮影倍率も0.5倍や1.0倍で接写能力が高くなる機能です!
その他にもタイプ別がある
現在は4タイプに別れる、XFレンズ
- RED BADGE
- COMPACT
- PREMIUM
- MACRO
この4タイプに別れています。
ちなみにRED BADGE、通称赤バッチと呼ばれるレンズは、とっても良い写りで、お高いモデルです。
まとめ
あなたの欲しいレンズには、必要な機能が備わっていましたか?
この機能が欲しい!この機能は必須!って方は覚えておいて損はないです。
これを機に、レンズ沼に顔からダイブしましょう。